福澤諭吉誕生地碑・豊前国中津藩蔵屋鋪之跡は、朝日放送本社ビルの南側にあります。堂島川沿いの中之島は、かつて中津藩をはじめとする諸藩の蔵屋敷が並んでいました。福沢諭吉は、1834年にこの場所にあった中津藩の屋敷で誕生しました。しかし、彼が1歳8カ月の時に父・百助が急死したため、母親と共にその後、中津へ移っています。中津では儒学を学んだ後、緒方洪庵による適塾に入門。3年ほど学び、塾頭を務めました。現在ある福沢諭吉誕生地碑・豊前国中津藩蔵屋鋪之跡は、1954年に関西在住の塾卒業生たちの声がきっかけで建立された碑です。福沢諭吉誕生地碑はまるで羽を広げた鳥のような形をしており、その側には「天ハ人ノ上ニ人ヲ造ラズ人ノ下ニ人ヲ造ラズ」の有名な一文が刻まれた碑も見られます。そして誕生地碑の前に豊前国中津藩蔵屋鋪之跡の石碑が寄り添う形で建立しています。最寄り駅はJR・新福島駅。駅から徒歩4分ほどで辿り着きます。
住所
〒553-0003 大阪府大阪市福島区福島1-1
アクセス
JR新福島駅より徒歩4分
大阪シティバス・玉江橋より徒歩すぐ
電話番号
06-6208-9166(大阪市教育委員会事務局生涯学習部文化財保護担当)
営業時間
24時間