大阪俵物会所 跡があるのは、「北浜駅」から徒歩おおよそ1分の場所。ビジネス街の交差点の近くに、石碑と由緒版が現れます。俵物という名前ですが、米俵のことではありません。江戸時代、乾物を俵詰めしていたことからそれらは俵物と呼ばれていたのです。当時、乾物は貴重なものであり長崎貿易ではいりなまこやフカヒレ、干しアワビなどが取引されていました。大阪俵物会所は、当初大阪の備後町にありました。しかし、1777年に北浜へ移り、取引は明治まで続いたのです。この3種の乾物は「俵物三品」といいます。大阪俵物会所 跡は、石碑と由緒版が立っており建物の中を見学できるわけではありません。しかし、徒歩1分の場所に「大阪取引所ビル」もありますので、合わせて見学するのはいかがでしょうか。
住所
〒541-0041 大阪市中央区北浜2-2-15
アクセス
京阪本線、Osaka Metro堺筋線「北浜駅」から徒歩約1分