八軒家船着場の跡は、かつて船着場だった八軒家船着場を記すものとして建てられた石碑です。現在の船着場の南側土佐堀通沿いの永田屋昆布本店の前に建ち、京阪「天満橋駅」より徒歩3分の場所にあります。江戸時代、この場所には、８軒の船宿があったといわれ、その当時、三十石船が伏見との間を往来していたと言われています。その後、明治になるとと外輪船が登場し所要時間が短縮されることに。また、鉄道の普及によって船にお客が乗ることはなくなったものの、貨物輸送として昭和２０年頃まで活躍していました。今では、これらの功績を記すため、石碑が建てられているだけですが、どこか風情のある、そんな場所となります。また、春には桜が咲き、花見も楽しむこともできる、そんな場所となります。また、近くには「川の駅はちけんや」が建設され、観光案内や大阪水上バスや遊覧観光船、屋形船などが発着する場として観光客などでにぎわっています。