成田山大阪別院明王院は、千葉県成田市にある成田山新勝寺を大本山とした関西唯一の別院です。不動明王を本尊としていることから、「成田山不動尊」とも呼ばれています。成田山大阪別院明王院は、京阪電気鉄道株式会社からの広大な敷地の寄進を受けて、1934年に香里の地に建立されました。香里の地は、古くから大阪方面からの鬼門に当たるという理由で開発を避けられていましたが、京都の鬼門に比叡山に延暦寺があるのに倣って選定され、成田山の不動明王を祀ることで、香里の地の発展と安寧も祈念することになりました。
家内安全や商売繁盛、安産祈願など、さまざまな祈祷を行っていますが、特に、日本で初めて人と車を一体とする交通安全を祈って、専用の祈祷殿を設けたことから「交通安全祈願の成田山」として親しまれています。
成田山大阪別院明王院の最寄り駅は、京阪本線「香里園」です。徒歩の場合は15分、バスの場合は京阪バス「成田山不動尊前」下車すぐです。