九年庵は、佐賀県の神埼町的仁比山に立地する、筑紫平野に抱かれた素晴らしい日本庭園を有する数寄屋橋造りの邸宅です。元々は佐賀県の大成功を収めた実業家であった伊丹弥太郎の別宅として、1900年（明治33年）に施行され1909年（明治42年）に完成。9年もの歳月をかけて築かれたことに由来し、九年庵という名称がつけられました。6,800㎡の庭園ぶが、ツツジやもみじの木などが植えられており、自生の木やスギゴケなどが青々と美しい様子を際立たせています。また九年庵は紅葉の名所としても名高く、毎年紅葉の真っ盛りである11月中旬に、9日間の期間限定で一般公開されています。紅葉一般公開の好評により、新緑の季節にも一般公開がなされるようになりました。九年庵へのアクセスは、車の場合、長崎自動車道「東脊振IC」を下り所要15分。公共交通機関利用の場合、JR長崎本線「神埼駅」よりタクシーで県道21号線経由で所要15分。