喜多院は、埼玉県川越市にある天台宗の寺院です。徳川家光の誕生の間、春日局化粧の間など建物の多くが重要文化財になっており、貴重な美術工芸品も多く残されています。広い境内には池や堀、春には枝垂れ桜・染井吉野などの桜を楽しむこともできます。寺院の中には五百羅漢、釈迦如来、阿弥陀如来地蔵菩薩両菩薩、文殊普腎の両菩薩など540体もの石仏が置かれており一日中鑑賞することができます。夜中に石仏をなでるとひとつだけ暖かいものがあり、亡くなった自分の親の顔だという言い伝えもあります。それくらい顔がひとつひとつ違うのも特徴です。また、喜多院七不思議とされる多くの伝承も合わせて読んでみるとより一層喜多院を楽しめるようになっています。正月には埼玉では二番目の約40万人の参拝客が訪れます。喜多院への行き方は、西武新宿線本川越駅から徒歩で10分です。また、お正月3日のだるま市(初大師)も有名なので観光の際は気にしてみましょう。