日吉大社は約2100年前に比叡山の麓に創祀され、全国3,800余りある”山王さん”の総本宮でもあります。最寄り駅は京阪電鉄石山坂本線・坂本駅で、駅より徒歩 5分ほどの距離にあります。古事記にも登場し、平安京遷都の際にこの地が都の表裏門にあたることから、都の魔除けや災難除けを祈る社とされていました。このため方除け、厄除けの御利益を願う人も多く、魔除けの象徴ともなっている”神猿（まさる）”さんにまつわる授与品も大変人気があります。猿は神様のお使いでもあり、比叡山に多く生息していたため、魔が去る、勝るに通ずることから縁起の良い動物です。境内には神猿舎もあるので、その姿を間近で見れるでしょう。西本宮、東本宮共に本殿は国宝にも指定されており、他にもほとんどの建造物が重要文化財に指定されています。毎年春に行われる山王祭は湖国三大祭りの一つで、多くの観光客で賑わいます。また秋には紅葉の名所としても知られています。