余呉湖は、標高422ｍの賤ヶ岳を一つ隔てた琵琶湖の北側にある湖です。その面積は約1.8平方km、水深13m、1周約6.4kmほどの湖です。かつて琵琶湖を大江とし、余呉湖を伊香の小江とし、別名・鏡湖とも呼ばれていました。この余呉湖には、天女の羽衣伝説や龍神・菊石姫の伝説も残る神秘的な場所です。一年を通して自然豊かな姿を見せるこの湖は、春には菜の花や八重桜、大島桜が咲き、冬にはワカサギ釣りでも賑わう癒しの場所にもなっています。また余呉湖と琵琶湖にしか棲息しないイワトコナマズの他フナやコイ、ウナギ、ナマズなどの魚類も多く見られ、水鳥も冬の時期に飛来します。周囲にはサイクリングやハイキングも楽しめる遊歩道が整備され、毎年余呉湖まつりや健康マラソンなど様々なイベントも開催されています。公共交通機関を利用する場合はJR北陸本線・余呉駅より徒歩5分。車で向かう場合は北陸自動車道木ノ本ICより10分ほどです。