甲賀流忍術屋敷は、甲賀流忍者五十三家の筆頭格として活動していた望月出雲守の本家旧邸を活用した建物です。甲賀市にあるこの建物は江戸時代に建てられました。屋敷に使用されている瓦などに見られる九曜紋からも、望月氏が暮らしていたことが伺えます。一見かやぶき屋根の農家に見えますが、内部は中二階、三階に隠し部屋の作られた身を守るための居住となっています。当時使用されていた生活用品もそのまま展示されており、その様子を想像することもできるでしょう。入館料は必要ですが、内部は自由に見学が可能で、「どんでん返し」「落とし穴」「抜け道」といった様々なカラクリは見どころのひとつです。また、忍者衣装に変身し、屋敷を背景に写真を撮れるサービスや、手裏剣投げ体験なども行うことができます。最寄り駅はJR甲南駅で、駅からは徒歩20分ほどの距離にあります。車でアクセスする場合は、新名神高速道路・甲南ICから3分ほどとなります。