稲佐浜は、島根県出雲市にある砂浜です。夏は海水浴場としても人気です。奉納山公園もあり、展望台があります。国譲り神話の舞台にもなっており、大国主大神と建御雷之男神が国譲りの交渉した屏風岩があります。また小さな砂浜ではあるものの稲佐浜は、10月（神無月）に全国から八百万の神々をお迎えする浜でもあります。八百万の神々は、神議りという人々の”縁”の会議をしています。よってこの時期には全国の神様はこの地に集まるので神が居ないということになっています。砂浜にある弁天島の上には岩の上に鳥居があり玉毘古命が祭られています。現在では砂浜を歩いて行けるようになっていましたがもともとは島です。砂浜の上に突然現れている大きな岩の上に鳥居が目立つこの神社を見ると、なかなかの圧巻です。この砂浜と島と夕日で日本遺産にもなっています。弁天島、塩掻島、屏風岩、つぶて岩とめぐってパワースポットと言われるこの地を堪能しましょう。稲佐浜への行き方は、JR出雲市駅から一畑バス「稲佐の浜」下車、徒歩すぐです。