富士山の麓に建つ富士山本宮浅間大社は、富士山の山霊を鎮めるため祀られた神社です。富士山信仰の広まりとともに建立された全国1300余りの浅間神社の総本宮とされています。富士山の神水が豊富に湧き出す地に立地しており、境内には地下水が湧出した池があることでも有名。その透明度は水晶のごとく透き通り、息を呑む美しさともいわれます。境内は約1万7千坪もあり、徳川家康が寄進した社殿が並びます。本殿は浅間造りと呼ばれる珍しい二層建ての「二層楼閣造り」で、国の重要文化財に指定。春には約500本の桜が咲く桜の名所としても賑わいます。また、例年7月の富士山の山開きにあたっては、安全を祈願する祭りが執り行われます。富士山頂には富士山頂上浅間大社奥宮が鎮座。富士山開山時には多くの登拝者が訪れます。
富士山本宮浅間大社へは、JR身延線「富士宮駅」より歩いて徒歩約10分。東名高速道路・富士ICや新東名高速道路・新富士ICからは車で約15〜20分です。