丁子屋は、慶長元年（1596年）創業、江戸時代から400年以上続くとろろ汁のお店です。丁子屋のある静岡市駿河区丸子は、かつて東海道五十三次の20番目に数えられる東海道の最も小さい宿場でした。芭蕉の俳句や十返舎一九の東海道中膝栗毛にも登場するとろろ汁。江戸時代から東海道名物として知られていました。丁子屋ではその歴史を大切に、自然薯など地場の食材を中心に使用したこだわりのとろろ汁を提供しています。栄養満点のとろろ汁を威勢よくかきこめば、身体中に元気がみなぎりそうです。お店は歌川広重の浮世絵にも描かれた茅葺きの趣ある建物。店内には歴史資料室として、江戸時代の旅の道具や、十返舎一九、歌川広重の作品が展示され、当時の旅人に思いを馳せながら食事が楽しめます。お店へのアクセスはJR「静岡駅」または東名高速道路・静岡ICから車で約15分。普通車80台駐車可能な大型駐車場を併設しています。