仁風閣は、元鳥取藩主であった池田家が代々居城した久松山の居城跡地に建てられた洋館で、現在では国の重要文化財に指定されています。建物はフレンチルネッサンス様式が基調となった、白亜の木造かわらぶきで、二階建て。敷地内には庭園があり、仁風閣の一階・二階両方にベランダが設置されていて、ベランダからはこの宝隆院庭園を眺めることができます。「宝隆院庭園」とは、第12代鳥取藩主池田慶徳が若くして亡くなり、未亡人となった宝隆院を慰安するために造園されました。庭園の池に佇むように茶座敷である宝扇庵があり、仁風閣建物そのものだけでなく、庭園や座敷も合わせて散策するのがおすすめ。お土産には、仁風閣の家紋入りクリアファイルが人気です。仁風閣へのアクセスは、車の場合、鳥取自動車道「鳥取IC」より約7キロ20分。JR山陰本線「鳥取駅」より日の丸バス「鳥大附属校行」乗車、「西町」バス停で下り、徒歩500メートル所要6分ほど。