トルコ記念館は串本町の紀伊大島にある町立博物館です。1890年に大島樫野崎沖合いでトルコ軍艦「エルトゥールル号」の遭難沈没事故が起きましたが、地元大島村の人々はトルコ人の遭難者に温かい対応を行ったことが日本とトルコの友好の始まりとして歴史に刻まれています。この出来事から1974年に建設されたのが「トルコ記念館」で、館内にはエルトゥールル号の模型や遺品、写真、助けられた乗組員から感謝の気持ちとして手渡された刀剣などが展示され、5年毎に追悼祭も行われています。トルコ記念館へ行く手段として、串本町のコミュニティバスを利用する方法がスムーズです。JR紀勢本線「串本駅」から串本町コミュニティバスに乗り、バス停「樫野灯台口」で下車したら、そこからは東方向へ徒歩約5分ほど歩くと目的地へ着きます。2015年には一度リニューアルオープンをし、館内はがらりとイメージが変わっています。長らく行っていないという方もぜひ。